当院は「大隅半島の基幹精神科病院として、急性期精神疾患々者は全て受け入れる」を従来からのモットーに運営しています。
私は平成7年4月から院長として勤務し、これまで様々な改革を実行してきました。手始めは入院治療中心の精神科医療から外来中心への移行、鹿屋市唯一の精神科指定病院の拝命(H19年7月)、訪問看護の導入、デイケアの創設、新棟(185床のみ)移転(H20年10月)、日本医療機能評価機構の認定(H25年9月、その後H30年9月に2回目の認定)、H28年6月には認知症疾患医療センター拝命等です。今後は旧病棟(45床)の移転、グループホーム「集」の充実化などを検討しています。
現在当院では精神保健指定医4名(うち女性医師1名)が中心に外来診療していますが、その他鹿児島大学病院精神科からの派遣医(金曜日午前中が外来)1名、非常勤医5名で様々な精神疾患に対応可能です。
当法人の理念、方針の骨子でもある、「地域に必要とされる医療機関になる」ために、常に自己研鑽し良質な医療を提供いたします。
メンタルホスピタル鹿屋
院長 小林 憲史
沿革
- 昭和29年2月 財団法人鹿児島精神衛生協会大隅病院を開設
- 昭和29年8月 社団法人鹿児島精神衛生協会大隅病院に改組 32床
- 昭和48年5月 鉄筋コンクリート3階建病棟及び厨房棟を新築 計230床となる
- 平成7年 4月 管理者変更 小林 憲史
- 平成8年 3月 精神科訪問看護開始
- 平成10年1月 精神科ディケア(小規模)開始
- 平成19年7月 新病棟建設 着工
- 平成20年9月 新病棟 竣工
- 平成20年10月 185床 移転
- 平成21年4月 精神科作業療法開始
- 平成21年6月 精神科ディケア(大規模)に変更
- 平成26年4月 社団法人鹿児島精神衛生協会から公益社団法人いちょうの樹へ移行
- 平成27年4月 メンタルホスピタル鹿屋へ名称変更
- 平成28年6月 鹿児島県指定 認知症疾患医療センター(地域型)設置
病院理念
メンタルホスピタル鹿屋 医療理念
- 地域で必要とされる医療機関を目指し、良質な医療を提供します
- 患者さん中心としたチーム医療をおこないます
- 全職員は最良(最善)の医療を提供するために常に自己研鑽します
基本方針
精神障害者に対して、救急・急性期治療をはじめとする医療を提供するとともに、リハビリテーションの実施をはじめとする各種社会復帰のための支援を行うことで、公衆衛生の向上を図ります
- 生活困難者に対し、無料または低額な診療を提供することで、公衆衛生の向上を図ります
- 地域住民を対象にした予防措置や治療方法等の普及・啓発の実施、各種相談への対応を行うことで精神科医療への理解促進と地域の福祉向上を図ります
- 精神科医療の担い手確保を視野においた医療従事者の養成および再教育を図ります
患者さんの権利と責務
- 良質な医療を公平に受ける権利があります。
- 一人の人間として、その人格、価値観などを尊重され、医療提供者との相互関係の下で医療を受ける権利があります。
- 病気、検査、治療、見通しなどについて、納得できるまで十分な説明と情報を受ける権利があります。
- 十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療方針などを自らの意思で選択する権利があります。
- 自分の診療記録の開示を求める権利があります。
- 診療の過程で得られた個人情報の秘密が守られ、病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされない権利があります。
- 良質な医療を実現するためには、医師をはじめとする医療提供者に対し、患者さん自身の健康に関する情報をできるだけ正確に提供する責務があります。
- 納得できる医療を受けるために、医療に関する説明を受けてもよく理解できなかったことについて、十分理解できるまで質問する責務があります。
- すべての患者さんが適切な医療を受けられるようにするため、患者さんは、他の患者さんには、他の患者さんの治療や病院職員による医療提供に支障を与えないよう配慮する責務があります。
診療科目
- 精神科
- 神経科
病床数、看護体制
病床数 230床
精神科入院基本料3 (15対1) / 看護補助加算 1(30対1)
施設基準等
令和7年7月1日現在
公益社団法人いちょうの樹 メンタルホスピタル鹿屋では、厚生労働大臣の定める施設基準等について以下の届出を行っています。
入院基本料に関する事項
入院患者15人に対して看護職員1人が勤務しています。なお、実際の看護配置については、各病棟の掲示板をご覧ください。
なお、当院においては、患者さんの負担による付添い看護は行っていません。
厚生局長への届出事項に関する事項
当院は、次の施設基準に適合している旨の届出を行っています。
- 精神病棟入院基本料(15対1) 第416号
- 看護補助加算1(30対1)・看護配置加算 第416号 ・看護補助体制充実加算1 第416号
- 療養環境加算 第78号 ・救急医療管理加算 第100号
- 医療保護入院等診療料 28号 ・薬剤管理指導料 183号
- 抗精神病特定薬剤治療指導管理料(治療抵抗性統合失調症治療指導管理料に限る)(抗治療)第8号
- 依存症入院医療管理加算 第4号
- 精神科作業療法 第52号
- 精神科デイケア(大規模) 第25号 ・精神科ショートケア(大規模) 第15号
- CT撮影及びMRI撮影:16列以上64列未満のマルチスライスCT(C・M)第458号
- 後発医薬品使用体制加算1(後発使1)第202号
- 患者サポート体制充実加算(患サポ) 第97号
- 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) 第228号 ・入院ベースアップ評価料19 第4号
- 酸素の購入単価 第45385号
食事サービスに関する事項
当院は、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士または栄養士によって管理された食事を適時(夕食の場合、午後6時以降)、適温で提供しています。又食堂加算の要件を満たす食堂にて食事を提供しています。
保険外負担に関する事項
当院ではその使用に応じた実費の負担をお願いしています。
- 文書料・診断書料 1通 1,100円~5,500円(税込)
- 保険適用外予防接種
その他詳しくは医事課又は職員までお尋ねください。
選定療養に関する事項
当院は、とくに希望される方のために特別室(個室)を用意しています。
- 1病棟 111号室 112号室 1日770円(税込)(月額上限 22,000円)
施設案内
4F
病室・面会室・ナースステーション・デイコーナー・食堂ホール
3F
病室・面会室・ナースステーション・デイコーナー・食堂ホール
2F
管理棟・作業療法室・体育館・病室・面会室・ナースステーション・デイコーナー・食堂ホール
1F
受付・外来診察室・待合ロビー・デイケア・相談室・CT・レントゲン・心電室・病室・面会室・ナースステーション・デイコーナー・食堂ホール
別館
病室・面会室・ナースステーション・食堂ホール・屋外多目的グランド
病棟構成
病棟名 | 病棟の機能 | ||
---|---|---|---|
4F | 4病棟(45床) | 急性期 | 患者様の身近な存在として、治療に専念でき回復が実感できる看護と環境を提供します。 |
3F | 3病棟(52床) | 回復期 | 患者様とのコミュニケーションを大切に「今」何が必要かをいつも一緒に考えます。 |
2F | 2病棟(48床) | 高齢・要介助者 | 治療はもちろん、笑顔でほっこり語り合う優しさ溢れる病棟です。 |
1F | 1病棟(40床) | 回復期(開放病棟) | 開放的な環境のもと、個々の患者様に寄り添い早期の退院に向けてチーム全員で援助していきます。 |
別館 | 5病棟(45床) | 慢性期(開放病棟) | 地域での生活に向け、患者様の望むライフスタイルに近づけられるよう「その人らしさ」を大切に援助します。 |